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【隠れた文字探し】


週末の夜は、小学１年生になった息子（6歳7ヶ月）が、初めての「宿題」をする。
プリント上半分の「方眼マス目枠」にカナが暗号のように不規則に並んでいて、その中に隠れた文字を見つけるというもので、一応“国語”なのだろうか？
見つけるべき文字は、方眼の下（プリント下半分）にリストされている。

例えば、下半分のリスト１番目の「しょうぼうしゃ」があると、上半分の方眼内から縦か横か斜めに隠れている「 し よ う ぼ う し や 」を見つけ出して、◯で囲むというルール。

【宿題は社会における仕事の縮図である】


自分の頃の宿題と違って、ゲーム感覚で楽しそうだが、いずれにせよ「宿題」というものは“Work”であり、“Task”であり、大人社会の「仕事」を矮小化したものだと、自分は考えている。

そして、もしこの宿題という仕事を「効率化」して進めることができるようになれば、学校の課題を早く終わらせるだけでなく、将来の仕事をスムーズに進め、余った時間でプロジェクトの企画を考えたり、チーム営業戦略を構築したりできるなど、ビジネスマンとして大きなアドバンテージが得られるのではないか……と考えている。
つまり、事務レベルのタスクは徹底的に効率化して終わらせ、じっくり思考を醸成できる時間を確保した方がいいという考えである。

それでは、この宿題において効率化するのはどうしたら良いか？
答えは簡単である、「 し よ う ぼ う し や 」を方眼の文字の海から探す場合、最初の「し」を方眼の左１列目から上から下に探していって次の列へ、どこかで「し」を見つけると、その上下左右斜めに「よ」があるかを確認するというプロセスが一番合理的で最速だと思われる。

このプロセスを繰り返せば、早々に「宿題」というタスクを終了させられる。
こういう素養を、小学１年からマスターさせておけば、将来、無用の苦労をすることが回避でき、息子のためになる。

自分は“よし！”とばかりに、息子に宿題のやり方をレクチャーすることにした。

●自分：「宿題をスグ終わらせる“コツ”を教えるよ。一緒にやろう」
●息子：「いらん」

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